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泉水荘周辺の自然、観光、トピックス、暮らし
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4~5日前、高校時代からの親友からTELがあり、久々に夜中の長電話になった。
この2年間ほど、彼は精神的ダメージから朝起きられなくなり、
そのまま体調を崩し出社ができなくなった。
しかしながら、通院しながら自宅で療養し、つい最近会社へ復帰した。

何があったかはよく分らないし、何も無い日常の積み重ねでそんな
症状になったのでは、とも思える。
以前はよく九重までドライブして、泉水荘で飲み明かしたこともある。
その彼が、他人に怖くて会えないほどひどい状態だったという。

その間、たまに夜電話があり、いろいろな話をした。

そのころ、同じように(かどうかは分らないけど)苦しかった僕は、
彼の話を聞き、自分の苦しさを彼に打ち明けた。
彼の口から出る言葉が、実際怖かった。
だから、「なにがあったの?」などとは聞き出せなかった。

慰めたり、励ましたり、そんなことはできないと思っていたし、
ただ彼の、そのとき話せる話を聞き、相槌を打ち、自分の苦しさを打ち明けた。
そうするしか出来なかった。

彼も同じだったろうと思う。
自分に出来る話をし、相手の出来る話を聞く。そして相槌を打つ。
すがるつもりで吐き出した話を否定されれば、さらに孤独感が増す。
「誰もわかってくれない」少年のような砕けやすさが、心を支配する。
何を甘えたことを、と言うかもしれないが、個人的な内面のことは、
本当はだれにもわからない。

で、先日の電話で、彼がかなり回復していると分り、嬉しくなった。
喜べる自分も回復していると思い、さらに嬉しくなった。

そのときの話は、「孤独」ということだった。
ジャック・マイヨールという素もぐりの世界記録保持者
(映画「グラン・ブルー」のモデル)が自殺し、
その原因が「孤独」ということだったらしい。
その出来事が、彼にとってはショッキングだったようだ。

何を話して、どのように結論付けたかは長くなるので書けないが、
一応の結論が出て、すっきり電話を切って眠ることが出来た。

誰しも、1度や2度は自殺を考えたことがあるだろうし、
(切迫した状況から、ただ生まれ変わりたいという願望までいろいろ
あるだろうけど)
実行するもしないもほんとに紙一重だろうと思う。

僕も彼も、「自殺」という言葉を使ったのは初めてだったし、
彼の口から出る言葉で怖かったのはそれだった。

だが、悲しむ人がいる限り、それはしてはならない。
助けてくれる人がいるかぎり孤独ではないが、それでも
精神的に乗り越えるまでの手助けはしてくれない。

そうしめて、11月には飲み明かす約束をして電話を切った。

何が言いたいのか、このテーマはすぐに書きたかったのだが、
ここまで気持ちを整理するのに5日かかりました。

彼も僕も、結局は自分で乗り越えた(僕のことはまだよく分りませんが)
ということだと思います。
もちろん、それぞれの大切な友達や、医者や、薬など
いろんな力を借りながらですが、
そのための手助けを、知らず知らずお互いにしていたのだろう、ということです。

まとめがすっきりしていませんが、やっと書けたと、ほっとしています。

もうご意見、ご感想を真摯に受け止めることが出来ます。

コメントをいただけたら嬉しいです。




 

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1957/05/06
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壮大な自然に囲まれつつ、ちょいと気弱な温泉おやじです。オモロイ母親と一緒に小さな山小屋風温泉旅館を経営しております。
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